【ニューデリー】工業労働者(IW:industrial workers)を対象にした消費者物価指数(CPI-IW)は、7月に11.89%上昇、前月の9.29%を上回った。
インディアン・エクスプレスが9月1日伝えたところによると、主に食品の値上がりがCPIの上昇を牽引した。インド政府がインフレの指標とする卸売り物価指数(WPI)は、8月15日までの1週間に0.95%のマイナス成長を記録、デフレの兆候を示しており、WPIとCPIの隔たりが際だっている。
信用格付け会社Rating Information Services of India Ltd(CRISIL)のDharmakirti Joshi主任エコノミストは、「CPIの二桁の上昇が今後2ヶ月も持続する」と予想した。食品の他、住宅指数の上昇とガソリンの値上がりも、CPIの上昇に拍車をかけている。
7月のCPIは160と、前月に比べ7ポイント・アップした。前月に比べたCPIの上昇幅を地域別に見ると、マハラシュトラ州Nagpurが最大の18ポイント、以下マドヤプラデシュ州Bhopal15ポイント、ジャールカンド州Kodarma/西ベンガル州Lucknow14ポイント、オリッサ州Angul-Talcher/ウッタルプラデシュ州Agra/ジャールカンド州Jamshedpur/ジャールカンド州Ranchi-Hatia/ウッタルプラデシュ州Kanpur/オリッサ州Rourkela13ポイントと続く。
NagpurにおけるCPI上昇の主因は、アルハール豆(arhar dal)/野菜・果実/ガソリン/小学教科書の値上がりと言う。