SEAnews 2009-09-01 ArtNo.42599

【ニューデリー】インド政府は今年末までに各500キロ・メートル／工費10億米ドル前後のメガ道路建設プロジェクト3件の入札を募集する。
エコノミック・タイムズが8月28日伝えたところによると、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)がこの日主催した年次会議の会場でKamal Nath陸運幹線道路相は以上の消息を明らかにした。同相によると、インド自動車産業は2015年までに2500万台の車輌を生産するものと見られ、陸運幹線道路省はそのために必要な道路網を建設する。第1作業計画(Work Plan I)の下、2009－10年には1万1000キロ、総額10万クロー(US$208.3億)の道路プロジェクトを発注する予定だ。拡張計画のハードルを洗い出し、9月30日までに全ての問題点を是正する。
同相が、これ以前に語ったところによると、向こう2年間には1日当たり20キロの道路を嚼ﾝする計画で、必要投資額は20万クロー(US$416.67億)にのぼる。
一方、インディアン・エクスプレスが29日報じたところによると、Manmohan Singh首相の指示で設けられたハイレベルな専門委員会は、道路事業への投資を促進するため、利権契約(concessionaire's pact)の条件緩和や、特別目的会社(SPV:Special purpose vehicle)のリード・パートナーがプロジェクトから手を引くことを認める撤退条項(exit clause)を設けること等を提案した。同専門委員会の座長を務める計画委員会(Planning Commission)のBK Chaturvedi委員はこのほど関係報告書を首相に提出した。消息筋によると、同報告書は契約破棄条項(termination norms)の緩和も提案している。