2009-08-25 ArtNo.42570
◆ブリジストン/VW他、マハラシュトラ州に大型投資
【ムンバイ】日本のタイヤ・メーカー、ブリジストンは2050クロー(US$4.27億)を投じてマハラシュトラ州Pune付近に第2工場を建設。ドイツの乗用車メーカー、フォルクスワーゲンは同州Chakan工場に2200クロー(US$4.58億)を追加投資する。この他、同州Raigad県には総額1万400クロー(US$21.67億)の複数の大型投資が計画されている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月21日伝えたところによると、マハラシュトラ州政府工業部のA. Khan次長はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、州政府は8ヶ月をかけてブリジストンを説得、同社第2工場の誘致に成功した。ブリジストンは現在マドヤプラデシュ州Pithampurに工場を設け、多くの自動車メーカーにタイヤを供給している。プネー周辺のChakan、Ranjangaon、Talegaonには、Mahindra International、Tata-Fiat、General Motors India、Volkswagen、Bajaj Auto等、主要な自動車メーカーが製造拠点を設けている。このためブリジストンはプネーに新工場を設けることによりロジスティクス面で優位に立つことができる。
フォルクスワーゲンは2000クロー(US$4.17億)を投じて設けたChakan工場を最近稼働させ、Skoda Fabiaを製造、2010年にはVW Poloの発売を予定している。今回の追加投資で、同社のインドにおける累積投資額は2倍以上に拡大する。
マハラシュトラ州政府は、この他にも最近8社と投資覚書を交換した。Welspunグループは総合鉄鋼プラントの建設に6000クロー(US$12.50億)を投資、韓国のPoscoは4400クロー(US$9.17億)を投じて亜鉛メッキ鋼製造施設を設ける。Poscoは既に用地を買収先ず1200クロー(US$2.50億)を投資、その後段階的に投資を拡大する計画と言う。
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