1995-12-11 ArtNo.4256
◆<星>証取、外国銘柄カウンターの上場規準発表
【シンガポール】払込資本1500万Sドル以上の外国企業及び3億Sドル以上のインフラ事業はシンガポール証取(SES)が新設する外国銘柄専門カウンター(FB)に上場することが認められる。
シンガポール証取(SES)が8日発表したところによれば、FBに上場を希望するインフラ事業や外国銘柄にはこの他以下の条件が求められる。
1)FBに上場される銘柄は建値も取引も外貨建てで、取引単位は少なくとも2000米ドルもしくは他の外貨による同等額でなければならない。 2)FB上場企業は1年後に、SES上場規定を全て満たせばメイン・ボード上場を認められ、2000米ドルの取引単位適応も免除される。
3)インフラ事業は上場前に少なくとも3000万Sドルの払込資本を保持し、上場日時点で少なくとも15年の残余事業権益を有するものでなければならない。しかし特殊なケースにおいては残余事業権益が10年以上であれば上場が認められる。
4)インフラ事業のプロモーターは上場後も発行株式の51%以上のシェアを一定期間維持せねばならない。
5)上場前のインフラ事業の20%以上のシェアを握るプロモーターの少なくとも1人はプロジェクトに関係する技術と経験を保持せねばならない。
6)FB上場申請企業には収益記録は求められないが、独立の財務顧問による十分なキャッシュ・フローと合理的水準の投資収益が保証されねばならない。
この他、カントリー・リスク、プロジェクト・ファイナンシング、所轄官庁に関するデータも求められ、公募目論見書の表紙にはFB上場企業の投資リスクが明示されねばならない。FB上場が認められるインフラ事業には発電、有料道路、大量高速輸送、工業パーク、空港、港が含まれる。(ST,BT,LZ12/9)
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