【シモガ】カルナタカ州Bijapur県Mannurに1200MW(メガワット)の原子力発電所が建設される。
デカン・ヘラルドが8月16日報じたところによると、カルナタカ州政府のK S Eshwarappa電力部長は8月15日記者会見し、以上の消息を語った。原子力委員会(AEC:Atomic Energy Commission)は15日以内に専門家チームをMannurに派遣し、現地住民の意見を聴取するとともに、プロジェクトの事業化調査を行う。発電所には各600MWの発電ユニット2基が設けられる。先週AEC代表団がカルナタカ州Bangaloreを訪れ、B S Yeddyurappa首席大臣と関係問題を協議した。発電された電力の30%は、カルナタカ州内に供給される。
水力発電と火力発電プロジェクトに対する環境保護論者らの反対運動が高まる中、州政府は代替発電エネルギーの開拓に努めており、バンガロール近郊BidadiやChallakere、その他の地域にガス・ベースの発電所を設ける一連の計画も準備されている。
現在、州内の電力需要は1万1000MWにのぼるが、州内の発電能力は7000MWにとどまっている。2010年3月末までにRaichurの250MW火力発電所とUdupi付近の500MW火力発電所が稼働する他、ソーラ・エネルギー等、非伝統的エネルギー源を用いた発電キャパシティーも今年内に500MWほど追加される。自給態勢を確立するため、発電プロジェクトには奨励措置が準備されている。向こう10年間に8000MWの発電能力を追加することが目指されているが、電力需要の方は年率10%の成長が見込まれていると言う。