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2009-08-21 ArtNo.42557
◆初の高速増殖炉稼働で原子力計画第二段階に
【ニューデリー】インド初の500MW(メガワット)高速増殖炉(FBR:fast breeder reactor)が来年末までに商業運転を開始するのに伴い、インドは三段階から成る原子力計画(three-stage nuclear energy programme)の第二段階に突入する。
ビジネス・スタンダードが8月16日伝えたところによると、インド政府のR Chidambaram主任科学顧問はこのほど以上の消息を語った。それによると、タミールナド州Kalpakkamに設けられたプロットタイプの高速増殖炉が2010年末までに稼働する。政府は2020年までに別に4基の高速増殖炉を設けることを計画している。そのうち2基はやはりKalpakkamに据え付けられる。
原子力計画の第1段階では天然ウランを用いた加圧重水炉(PHWR:Pressurized Heavy Water Reactor)が設けられたが、第2段階では第1段階の使用済み燃料を再処理して得たプルトニウムを燃料とするFBRが設置される。そして第3段階ではインドに豊富に存在するトリウムが燃料として用いられる。
第1段階では天然ウランの僅か0.3%が使用されるに過ぎないが、第2段階では同使用率が75%以上にアップする。FBRは、消費した核燃料より核分裂性が高い燃料を再生するため、近似再生可能エネルギー源と言える。
インド政府が3492クロー(US$7.27億)を投じ、インディラ・ガンディー原子力研究センター(IGCAR:Indira Gandhi Centre for Atomic Research)を通じて開発したFBRプロットタイプの建設は、原子力局(DAE:department of atomic energy)の傘下に2003年に設けられた特別目的会社Bharatiya Nabhikiya Vidyut Nigam Ltd (Bhavini)が引き受け、関係工事が目下進められている。FBR技術は、ウラニウム資源の追加なしにインドの核発電キャパシティーを30万MWまで拡大させることができる。
国営Nuclear Power Corporation of India Ltd (NPCIL)は加圧重水炉15基と沸騰水型軽水炉(BWR:Boiling Water Reactor)2基を擁し、合計4000MW以上の発電能力を備えている。目下のところ『1962年原子力法(Atomic Energy Act, 1962)』の下、NPCILのみが原子力発電所の経営を許されている。インド政府は2020年までに核発電能力を5倍の2万MW以上に拡大する方針だ。
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