2009-08-18 ArtNo.42554
◆製薬受託製造市場、2010年末までにUS$23億に
【ニューデリー】インドの製薬受託製造市場は、世界のアウトソーシング市場の3倍の速度で成長しており、2010年末までに2008年の11億米ドルから23億米ドルに拡大する見通しだ。
デカン・ヘラルドが8月15日伝えたところによると、国際会計コンサルタント会社Ernst & Youngとインド医薬品製造業者協会(OPPI:Organisation of Pharmaceutical Producers of India)の共同報告書は以上のように見通している。それによると、インド製薬受託製造業は、低製造コストと高品質な技術労働者の存在を梃子に急成長を遂げている。インドの世界アウトソーシング市場シェアは2007年の2.8%から2010年には5.5%に拡大するものと予想されるが、環境文化やインフラの構築、健康安全基準の改善等、一層の努力を必要としている。
世界のアウトソーシング市場は、新興国を拠点にした多くの新プレーヤーの登場により、時代を画する変化の時を迎えている。世界のアウトソーシング市場は2007年から2010年の間に複合年間成長率(CAGR)13%の成長が見込まれる。低稼働率に伴う工場の合理化、新たな経営モデルとバイオ医薬(biologics)の登場が、グローバル受託製造ビジネスの成長の鍵になっていると言う。
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