2009-08-18 ArtNo.42551
◆Harris Stratex、BSNLにWiMax基地局納入
【ニューデリー】米国拠点の通信機器メーカー、Harris Stratex Networks, Inc(HSNI)は国営電話会社Bharat Sanchar Nigam Ltd(BSNL)にWiMax基地局を納入する契約を獲得した。基地局はケララ州内に設置される。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月15日、BSNLのステートメントを引用し報じたところによると、これはBSNLが都市部にWiMaxベースの無線広帯域サービス網を設ける計画の一環だが、WiMaxビジネスの運営を委託するフランチャイズ契約ではない。WiMax基地局の納入契約は、HSNIが最近買収したTelsimaに発注された。
HSNIは、アンドラプラデシュ州Hyderabadを拠点に通信機器の製造やターンキー・ソリューションの提供を手がけるICOMM Tele Limitedと手を組み、同契約を履行する。
BSNLはこれ以前にパンジャブ州における同様の契約を中国企業Huaweiに発注している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが14日伝えたところでは、BSNLは農村部にWiMaxベースの無線広帯域網を設ける設備入札の結果を今月25日に発表する。BSNLはWiMax基地局7000ユニットを購入、全国各地にコモン・サービス・センター(CSC:Common Service Centre)を設ける。プロジェクト・コストはおよそ1500クロー(US$3.125億)と見積もられ、Huawei、Samsung、Alvarion、Harris Stratex等の応札が予想される。
BSNLは3段階に分けてWiMaxサービスを開始する。第1段階では農村部、第2段階では都市部のサービスを開始、第3段階ではフランチャイズ方式を採用する。
一方、インディアン・エクスプレスが13日伝えたところによると、BSNLの第3世代(3G)移動体通信サービスの契約者は4万人の大台に乗った。BSNLは今月15日から3Gサービス料を引き下げ、顧客獲得に拍車をかけている。
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