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2009-08-07 ArtNo.42509
◆鉄鋼各社、鋼板値上げ、条鋼値下げ
【ムンバイ】主要鉄鋼メーカーは、主に自動車や耐久消費財の製造に用いられる鋼板の価格をトン当たり500~1000ルピー引き上げるとともに、建設業界で主に使用される条鋼の価格をトン当たり500~2000ルピー引き下げた。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが8月5/6日伝えたところによると、Steel Authority of India Ltd(SAIL)は4日、国内需要の改善に伴い熱間圧延(HR)コイル価格をトン当たり800~1000ルピー、Tata Steel Ltd(TSL)は同500~1000ルピー、JSW Steelは同2~3%、Uttam Galva Steelsは冷間圧延鋼と亜鉛メッキ鋼の価格を同2000ルピー、それぞれ引き上げたと発表した。この他、Essar Steelsは7月に既に値上げを行っている。HRコイルの国際価格も過去2、3ヶ月トン当たり200米ドルほど上昇し、600米ドル前後に達している。
しかし雨期の到来で建設業界の需要が減退するのに伴いSAILは条鋼価格をトン当たり500~2000ルピー、JSWは同3~4%、引き下げた。TSL幹部も雨期の到来と市場動向に鑑み、条鋼価格を引き下げる可能性を示唆した。
世界的景気後退でインド国内の鉄鋼需要も減退したが、自動車産業や他の一部業界の需要に支えられ、依然として5~6%の成長が見込まれている。政府がインフラ開発に拍車をかけていることからも10月には条鋼需要も回復するものと予想されている。
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