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2009-07-31 ArtNo.42496
◆今年の昇給率、製薬業最高、IT最低
【ニューデリー】今年(2009-10)の昇給率は製薬、製造、テレコム部門が他業種に比べ高い伸びをマークした反面、情報技術(IT)と金融サービスは最低の伸び率にとどまった。
インディアン・エクスプレスとインディアン・ストック・マーケットが7月27日報じたところによると、景気の後退に伴い各社は勤務成績に照準を合わせた給与体系の改革を図るとともに、昇給率の抑制に努めている。
人材コンサルタント会社Hewitt Associatesの『勤務成績と報償のトレンド』と題する年央調査報告によると、2009-10年の昇給率は、製薬部門が11.1%と最高で、以下、製造業10.8%、テレコム9.5%、FMCG(fast moving consumer goods)9.3%、金融サービス5.2%、情報技術対応サービス(ITES)4.4%、IT2.8%と続く。
しかし国際会計会社DeloitteのP Thiruvengadam上級取締役(経営コンサルタント担当)によると小売り、IT、ITES業界は景気後退の影響を受けており、今会計年度の昇給率は業界の予想を下回るだろうと指摘した。それによると企業は労働力に対する投資の収益率を計測するシステムを導入しており、知識や技術の向上を目指す投資は続けられるものの、ブーム時ほどではないと言う。
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