2009-07-28 ArtNo.42474
◆Reliance Infra、セメント/空港事業に注力
【ムンバイ】Anil Ambaniグループ(ADAG)傘下のReliance Infrastructure Ltd(RIFL)は、幹線道路プロジェクトに積極的に入札する以外に、向こう5年間にトップ5のセメント・メーカーに成ることを目指す。また空港の拡張・保守工事を積極的に請け負う計画だ。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが7月21/22報じたところによると、RIFLのAnil Ambani会長は20日催された年次総会の席上、以上の計画を語った。それによると、今後5年間に1万クロー(US$20.49億)を投じ年間2000万トンのセメント製造能力を備える。セメント製造コストのほぼ40%を占める石炭/飛散灰(fly ash)/電力は、いずれも既存ビジネスの製品ポートフォリオに属している。このため、RIFLはセメント・ビジネスで優位に立てる。
ADAG傘下の特別目的会社Reliance Cementationは、このほど2250クロー(US$4.61億)を投じてマハラシュトラ州Yavatmal県に年産500万トンの総合的セメント製造施設を、また同州Nagpur県に石灰岩破砕施設を、それぞれ設ける覚え書きをマハラシュトラ州政府と取り交わした。
RIFLはまた、マハラシュトラ州政府が募集した5つの非メトロ(人口100万未満の都市:Nanded/Latur/Yavatmal/Baramati/Osmanabad)空港開発入札に一番札を入れた。インド中央政府は国内に35の非メトロ空港を建設することを計画しており、同社は近く入札が募集されるNavi Mumbai/Pune/Goaのプロジェクトにも注目していると言う。
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