2009-07-24 ArtNo.42462
◆製造業、第2四半期に合理的成長率回復:Ficci
【ニューデリー】製造業は、今会計年度第2四半期に合理的水準の成長を回復するものと見られる。しかし引き続き高金利と輸出不振の影響は受けそうだ。
インディアン・エクスプレスとデカン・ヘラルドが7月22日伝えたところによると、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)の最新調査報告書は以上の見通しを示している。調査は繊維/金属/化学/タイヤ/電子を含む10業種の250社を対象に行われた。ちなみにインドの製造業は工業生産全体の約80%の比重を占めている。それによると、調査された製造業10業種中8業種が、2009年7-9月期に前年同期に比べかなり高水準のプラス成長を遂げる見通しだ。とは言え輸出の不振は持続するものと見られる。
繊維/金属・金属製品/タイヤ/化学/その他の5業種の企業は、第2四半期にも引き続き輸出が下降線を辿るものと予想した。製造業の成長に影響を及ぼす輸出以外の要因には高金利が挙げられ、また特に中小企業は信用限度の取得困難に直面している。ローン金利は16%にのぼり、インド製造業の国際競争力低下の主因になっている。中小製造業者の多くは損失を被っており、銀行は、この種の顧客への貸し付けに際して信用格付けの提示を求めている。
こうした中でも高い成長が望める業種には金属・金属製品、機械・設備、自動車、化学、皮革、電子、その他の業種が含まれる。
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