【ニューデリー】公共企業少なくとも25社がインド証券取引委員会(SEBI:Securities & Exchange Board of India)の上場規則に違反しており、上場資格を取り消される危険に晒されている。これらの企業には、①Bharat Heavy Electricals Limited (Bhel)/②Minerals and Metals Trading Corp(MMTC)/③Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)/④State Trading Corporation(STC)/⑤Steel Authority of India Ltd(SAIL)が含まれる。
インディアン・エクスプレスが7月18日伝えたところによると、会計監査総監(CAG:Comptroller and Auditor General)は7月9日に国会に提出した中央公共企業(CPSE:central public sector enterprises)の財務報告に関するレポートの中で、監査委員会の社外取締役定数不足や所定の会議の未開催等、様々な規則違反が存在することを指摘した。
例えば、STC/MTNL/MMTC/Mangalore Refinery and Petrochemicals/Fertilizer and Chemicals Travancore (FCT)/Hindustan Fluorocarbonsは、2008年3月末時点で、監査委員会に所定の人数の社外取締役を配置していない。
Bhel/Power Finance Corporation (PFC)/Power Grid Corporation of India (PGCIL)の監査委員会は所定の会議の開催を4ヶ月以上にわたり滞らせている。
Hindustan Organic Chemicals Limitedの監査委員会は、 2008年3月期年度に催した会議で、内部監査報告の点検を全く行わなかった。
SEBI規則49条は、3人以上の監査委員会の3分の2のメンバーは社外取締役でなければならず、同規則に違反したものは、上場資格取り消しの検討対象になると規定している。