SEAnews 2009-07-17 ArtNo.42443

【ハイデラバード】Solar Semiconductor Ltd(SSL)は、アンドラプラデシュ州Hyderabad市内Fab Cityの同社キャンパスに約1億米ドルを投じ太陽電池(solar cell)製造施設を建設している。
ビジネス・スタンダードが7月16日伝えたところによると、SSLのRavi Surapaneni副社長はこのほど以上の消息を語った。新工場の当初キャパシティーは30MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)だが、追って60MWに拡大される。製造した太陽電池は、同社の太陽光発電(PV:photovoltaic)モジュール製造施設に原材料として供給される。
SSLは合計200MWのPVモジュール製造施設を有し、内、130MWの施設はFab Cityに、70MWの施設はハイデラバード近郊Kompallyに存在する。両PVモジュール工場は、その製品を米国、ドイツ、スペイン、イタリアに輸出している。
ＰＶモジュール・ビジネスは年率30％の成長が見込まれる。PVモジュールの国際価格は1ワット当たり3.5米ドルで、世界市場規模は300億米ドルと見積もられる。
SSLは、PVセルの製造に薄膜(thin-film)技術を導入することを計画している。また200万米ドルを投じ太陽電池原料の性能評価施設(reliability laboratory)を設ける。同施設は2ヶ月後に完成する。
SSLは事業拡張資金を調達するため、複数のプライベート・エクイティー・ファンドと交渉を進めている。SSLは独立の製品認証機関Underwriters Laboratories (UL)からワット数の高いPVモジュール製造業者としての認証を得ていると言う。