【ブーバネスワル】オリッサ州政府所有のIndustrial Infrastructure Development Corp (IDCO)はInfrastructure Leasing & Financial Services (IL&FS)と協力してオリッサ州Bhubaneswarの1万エーカーの土地に情報技術(IT)投資地域(ITIR)を開発するための事業化調査報告書を間もなく政府に提出する。
インディアン・エクスプレスが7月11日伝えたところによると、オリッサ州政府のP K Mohapatra情報技術部次長はこのほど、以上の消息を明らかにした。それによると、プロジェクトの用地選定を委ねらたIDCOとIL&FSは、ブーバネスワルのInfocity?I及びInfocity-IIを包含する地域に照準を合わせている。州政府はITIR計画に1万エーカーの用地を拠出、中央政府は、道路/空港/鉄道等、ITIRと外部をリンクするインフラの開発を引き受ける。
一方、オリッサ州の2008-09年のIT輸出は1168クロー(US$2.39億)と、前年の840クロー(US$1.72億)に比べ39.5%増加、IT輸出の全国平均伸び率21%を上回った。オリッサ州は全国の州のIT輸出額ランキングでトップ10入りを果たした。また1000クロー以上の輸出を達成した州の中でオリッサ州を上回る成長率を実現したのは、グジャラート州とケララ州のみで、オリッサ州は2013年までにIT輸出額を5000クロー(US$10.745億)の大台に乗せることを目指している。
Software Technology Park of India (STPI)ブーバネスワル事務所のManas Panda代表によると、IT/IT対応サービス(ITES)輸出全体に占めるITとITESの比率は2007-08年の75:25から2008-09年の70:30に変化した。ITES、中でもコール・センターとバック・オフィス・ビジネスの比重が徐々に拡大している。ブーバネスワルが次第に過密化する中で州政府は3級都市(Tier III cities)をIT拠点として開発することに力を入れていると言う。