2009-07-14 ArtNo.42431
◆ソーラPV事業に8月末までの金融アレンジ完了指示
【ニューデリー】インド政府は、半導体産業『特別奨励パッケージ・スキーム(SIPS:Special Incentive Package Scheme)』の下、最近、原則的に認可した太陽光電池(Solar Photo Voltaic)プロジェクト12件に対し、8月31日までに金融アレンジを完了するよう求めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月12日伝えたところによると、情報技術部(DIT:Department of Information Technology)のR. Chandrasekar次官はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、これらのSIPS申請者は、8月31日までに金融機関との間で取り交わした金融パッケージとその詳細を携えてDITオフィスに出頭する。DITは、審査委員会(Appraisal Committee)に同報告書を提出する。世界的な金融危機の中にも関わらず、大部分の申請者は8月末までに金融アレンジを完成させることに楽観的見通しを示しており、DITは状況を注視している。審査委員会は、金融アレンジに関する報告を受けた後、審査通過者を政府に推薦する。
半導体ファブ・プロジェクトの場合、最低2500クロー(US$5.12億)、PVプロジェクトを含むエコシステム・プロジェクトの場合、最低1000クロー(US$2.05億)が実際に投資された段階で、SIPS資金が供与される。
政府は先月、向こう10年間に総額7万6500クロー(US$156.75億)の投資を計画するこれら12件のプロジェクトを原則認可したが、原則認可の規準としては次の3つの条件が挙げられる。
①生産ラインと採用する技術に関する詳細報告;これにより技術的基準が満たされているか否かを点検する。②申請者及び投資家の身分証明。③プロジェクト用地の確保、土地取得手続きの状況説明。
政府は、SIPSの下、特別経済区(SEZ)内のプロジェクトの場合、当初10年間の資本支出の20%、SEZ外のプロジェクトの場合、同25%の補助を供与する。政府はこれまでに合計17件、総投資額15万7000クロー(US$321.69億)のプロジェクトに対するSIPSの適応申請を受けている。
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