2009-07-14 ArtNo.42428
◆BHEL/NPCIL、原発合弁事業のパートナー物色
【ムンバイ】Bharat Heavy Electricals Ltd (BHEL)とNuclear Power Corporation of India Ltd (NPCIL)は、インド国内における原子力発電プロジェクトのEPC(engineering, procurement, construction)契約を獲得するため設立した合弁会社のそれぞれ等しい持ち分を技術パートナーに分与する方向で、目下欧州方面のパートナーを物色している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月12日報じたところによると、BHELのK. Ravi Kumar会長兼MDは、インド技術基金(India Tech-Foundation)主催の電力事業関連会議の会場で以上の計画を明らかにした。それによるとBHELとNPCILが今年4月に50:50の対等出資で設立した合弁会社は、第3のパートナーを含めた約33:33:33の3社合弁会社に転換される。今月末にも発表される予定の新パートナーには700/1000/1600MW(メガワット)の原子力発電施設に関わる技術供与が求められる。合弁会社は2012年以降1000MWと1600MWの発電機セットを製造する。現在、GE Hitachi Nuclear Energy及びWestinghouse Electricと、1000MW以上の核反応炉を製造する問題を協議している。
ウラニウムの供給確保が困難なことから、単一の技術パートナーにのみ依存することはできず、このため他のパートナーとの提携を考える必要もある。
BHELは英国企業Sheffield Forgemasters International Ltdと技術提携交渉を進めている。BHELはまた地元企業Bharat Forge Ltdと鋳造/鍛造領域の合弁交渉を進めており、BHELは同合弁事業に1000クロー(US$2.05億)の投資を予定している。
BHELは、タミールナド州とカルナタカ州に州電力部門と合弁で4000MWの火力発電所を建設する合弁計画も進めており、コストは2万4000クロー(US$49.18億)以上と見積もられる。BHELは約4800クロー(US$9.84億)を出資、残りは借入で賄う。
BHELは12万6000クロー(US$258.17億)の手持ち契約を有し、今会計年度売上げは25%の成長が望めると言う。
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