2009-06-30 ArtNo.42384
◆Samtel、ソニーに取って代わりEFIS納入業者に
【ニューデリー】Samtel Display Systems (SDS)は近く米国の電子工学大手Honeywellと、インド国内で電子飛行計器システム(EFIS:electronic flight instrument system)を製造する契約を結び、ソニーに取って代わりEFISの独占納入業者になる見通しだ。
インディアン・エクスプレスが6月25日伝えたところによると、SDSのPuneet Kaura重役(ED)はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、SDSはハニウェルと共同でBendix/Kingレーンジ航空工学機器用EFISの開発を手がける。目下のところソニーがこの種のEFISを独占的に製造しているが、SDSが取って代わる。インドでEFISが製造されるのは初めてのこと。
SDSは、AS9100の認証を受けた工場で、連邦航空局(FAA:Federal Aviation Administration)の高放射電磁界(HIRF:High Intensity Radiated Field)基準を満たしたEFIS40ブラウン管(CRT)の開発を手がける。
SDSは、目下、Hindustan Aeronautics Limited (HAL)と合弁で戦闘機Sukhoi (Su-30 MKI)及び軽戦闘機Tejas Light Combat Aircraft (LCA)の多機能表示装置の開発に取り組んでいる。
SDSはまた国防研究開発機構(DRDO:Defence Research and Development Organisation)と協力してインド空軍のためにSukhoi Su-30MKIジェット戦闘機用LCDヘッド・ダウン・ディスプレイの開発も手がけている。
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