2009-06-12 ArtNo.42320
◆Vedanta、ボーキサイトの採掘開始、US$53億追加投資
【ブーバネスワル】指導的な鉱業会社Vedanta Resources Plc(VRP)は、オリッサ州におけるアルミニウム事業の第1期計画に対する当局の承認が得られたことから、1ヶ月以内にボーキサイトの採掘に着手、向こう2年間に同州アルミ事業に2万5000クロー(US$23.2億)を追加投資する。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが6月7/8日伝えたところによると、VRPのAnil Agarwal会長は6日、オリッサ州のNaveen Patnaik首席大臣と会談後マスコミに以上の方針を語った。それによると、同社は世界的な景気後退期にも関わらずオリッサ州におけるプロジェクトに本腰を入れる。オリッサ州にはこれまでに2万5000クローを投資したが、2年内にほぼ同じ額を追加投資する。
首席大臣とは、オリッサ州Lanjigarhにおけるアルミナ製錬施設の建設、同州Jharsugudaにおけるキャプティブ発電施設とアルミニウム製錬施設の建設に関わるあらゆる問題を討議した。VRPはアルミナ製錬施設のキャパシティーを年産600万トンに拡大することを申請するとともに、Jharsugudaにおける発電事業に対する石炭鉱区の割り当てを求め、プロジェクトを加速している。
この日は、オリッサ州に『metal park』を開発すると言う首席大臣の構想に関しても意見を交換した。
オリッサ州Kalahandi地区におけるマラリアの撲滅と児童3万人に対する給食計画にも間もなく着手する。VRPは既に1000カ所に保育所を設置しており、これにより約2万人の幼児が恩恵を受けている。
オリッサ州Puriに国際水準の大学を建設する計画は間もなく着工され、大学創設に関する法案も間もなく議会を通過する見通しだ。VRPは必要な書類手続きを既に終えている。
首席大臣はブーバネスワルに最先端の『trauma care centre』を設けることを提案したが、VRPは真剣に同提案に検討を加えると言う。
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