SEAnews 2009-06-09 ArtNo.42312

【ガンディナガール】テクノロジー企業Cisco Systemsは、Narendra Modiグジャラート州首席大臣が7万3000クロー(US$155.344億)を投じて開発を計画する野心的な『グジャラート国際金融テックシティー(GIFT:Gujarat International Finance Tec-City)』開発計画に参画、技術支援も提供する方針を決め3日、プロジェクト推進母体のGIFT Company Ltdと関係覚書を交換した。
ビジネス・スタンダードが6月4日伝えたところによると、シスコは同覚書の下、関係する製品／サービス／パートナー／プラットフォーム／ソリューションを提供、相応の投資も行う。州政府筋によれば、シスコは戦略パートナーとしてプロジェクトに参加、20億米ドル以上を投資するものと見られる。シスコはまたGIFT Company Ltdに出資するものと予想される。しかし詳細の詰めが依然進められており、最終的に協議が妥結するのは3～4ヶ月後になる見通しだ。シスコ・スポークスマンは、覚書を交換した事実を認めたものの、それ以上のコメントは控えた。
GIFT Company Ltdは、グジャラート都市開発公社(GUDC:Gujarat Urban Development Corporation)とInfrastructure Leasing & Financial Services Limited(IL&FS)の50：50の合弁会社で、GandhinagarとAhmedabadの中間に位置するShahpur村の1000エーカー以上の土地に金融センターを開発することを計画している。プロジェクトは、不動産コストだけで3万4774クロー(US$73.999億)にのぼり、高さ350メートル、約100階建てのGIFTビルディングが建設される他、情報技術(IT)特別経済区(SEZ)も設けられる。
Kotak Mahindraグループはテックシティー内に独自の金融センターを設ける計画で、ロンドン拠点の金融コンサルタントChescor Capitalは200万平方フィートのスペース確保を希望、シンガポールのSembawang Engineers and Constructors、Fairwood Consultant、日本のオリックス等は既に各100平方フィートのリース契約を結んでいると言う。