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2009-06-09 ArtNo.42307
◆ルノー日産、乗用車市場の5.7%シェア目指す
【チェンナイ】ルノーと日産のインドにおける最初の合弁事業Renault-Nissan Automotive India Private Ltd(RNAIPL)は4日、インドにおける乗用車プロジェクトはスケジュール通り進捗しているとの声明を発表するとともに、2012年までにインド乗用車市場の5.7%のシェア獲得を目指す方針を明らかにした。また日産は地元パートナーAshok Leyland Ltd(ALL)と合弁で2011年半ばから軽商用車の製造を開始すると言う。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが6月5日伝えたところによると、日産のColin Dodge上級副社長兼復興主任(CRO)とNissan Motor India Private Ltd(NMIPL)の徳山公信重役(MD/COO)は4日、チェンナイ空港から35キロのOragadamに建設中の新工場を視察後記者会見し以上の消息を語った。
徳山氏によると、世界自動車産業の6800万人の顧客ベースから1400万人が消失する中で、自動車業界は大きな変革を迫られている。インドにおける乗用車プロジェクトは日産の欧州市場戦略にとっても重要の意味を有する。日産は2009年に3500億円を投資する予定だが、インドへの投資が最大のシェアを占めている。NMIPLは2010年半ばから欧州向けの車輌輸出を開始する。既に割り当てられた640エーカーの敷地の75.73エーカーに設けられる新工場から、2011年までに11万台を輸出、その後年間輸出量を18万台に拡大する。
Dodge氏によると、ルノーと日産の50:50の合弁会社RNAIPLはインド国内市場のみならず、ブラジル、ロシア、中国、中東等の新興市場の開拓を通じ、世界シェアを拡大することも目指している。グループの世界市場シェアは着実に拡大しており、グループは引き続き新技術への投資に力を入れる。
インドの乗用車市場規模は2012年までに200万台の大台に乗る見通しだ。5年前には中国とロシアにほとんどプレゼンスを有しなかったルノー日産が、今ではそれぞれ7%と6%のシェアを占めていることからも、インドにおける5.7%のシェア獲得は現実的目標と言える。
Oragadam新工場ではA及びBセグメント・カーと軽商用車が製造される。サプライヤー20社が新工場への納入権を手に入れることになる。インドは取り分けエントリー・レベル・カーの戦略的ソーシング・ハブになり、数百万のパーツをインドから全世界の日産工場に供給する。
日産は軽商用車の合弁製造計画に関して、ALLと突っ込んだ話し合いを続けており、同プロジェクトは2011年に離陸し、2011年半ばから製造が開始される。当面軽商用車はALLの既存工場とOragadamの新工場を通じて生産される。
ルノーはインドにおける投資計画を凍結しており、今のところ何時再開するか、明確にすることはできないが、インド市場におけるプレゼンスを維持する方針に変わりなく、経済状況さえ改善すれば投資を再開する。2008年2月にOragadam工場に4500クロー(US$9.576億)を投じる計画を発表した際示した2015年と言うタイムラインは維持されていると言う。
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