2009-05-29 ArtNo.42276
◆Moser Baer Photo Voltaic、拡張計画の延期検討
【ニューデリー】Moser Baer Photo Voltaic Ltd(MBPVL)は、世界的な信用危機最中の需要動向を見極めるため、太陽電池及び同モジュールの製造能力拡張計画を2010年末まで1乃至2四半期延期する可能性を検討している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月26日報じたところによると、MBPVLは、2010年半ばまでに、ウッタルプルデシュ州Greater Noidaに設けた工場における結晶シリコン(crystalline silicon)の製造能力を現在の80MW(メガワット)から180MWに、薄膜技術(thin film technologies)のそれを40MWから130MWに、集光器(concentrator)のそれを5MWから10MWに、それぞれ拡張することを計画していたが、今では同計画を2010年末まで延期することを検討している。
MBPVLのRajiv Arya重役(CEO)によると、欧州と米国の景気が何時回復するかにかかっており、それ次第で計画の実行が多少早まる可能性もあり、さらに遅れる可能性もある。しかし計画ののものに変更はなく、短期的なタイミングの問題である。同社は米国と欧州の新たな市場の開拓を続けており、グレーター・ノイダ工場の拡張計画を何時でも実行できるよう準備している。実際、建物やインフラの拡張は既に完了していると言う。
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