SEAnews 1995-12-08 ArtNo.4227

【シンガポール】英国拠点の医薬品会社スミスクライン・ビーチャムは6日ジュロンにおける二次抗生物質製造業務の停止に伴い250人を解雇すると発表した。
同発表によると経口／無菌アモキシル、オーグマンティン、ペンブリティン等の二次生産活動は来年第2四半期からオーストラリアと英国に移転され、移転は来年末までに完了する。今後シンガポールではペニシリン経口抗生物質の製造に力が入れられ、これに伴い180人のスタッフが補充される。グループの過去1年間の企業権益の買収や売却により、サプライ・チェーンや製造網の再編及び重心移動が必要となったことが今回の業務移転の原因で、こうした再編により設備効率が最大限に高められ、営業支出は最小限に縮小されると言う。しかし、解雇される250人が、新規雇用される180人により相殺されるのか否かは不明。同社は1972年の進出以来、シンガポールに医薬、アニマル・ヘルス、コンシュマー・ブランド、臨床試験の4部門を設けている。(ST,BT:12/7)