【ジャランダール】ウィーンのシーク寺院襲撃事件に抗議するダリット・シーク教徒が日曜夜に騒乱を起こして後、パンジャブ州の町々では月曜午前になっても緊張状態が持続、Jalandhar県の古都ジャランダールやその周辺には軍が出動し、無期限の外出禁止令が敷かれた。
デカン・ヘラルドとザ・ヒンドゥーが5月25日伝えたところによると、最も激しい騒乱が生じたジャランダールでは、警官隊が路上を巡回しSachh Khand派やGuru Ravi Dass Sabha支持者の騒乱鎮圧を図ったが、手に負えぬため、県庁が日曜夜になって軍と国境警備隊(Border Security Force)に出動を要請した。Beas川とSatluj川に挟まれたDoaba地区のジャランダール、Phagwara、Nawanshahr、Hoshiarpur等の町では一晩中緊張状態が続き、ジャランダールとPhagwaraの被害が最も深刻だった。ジャランダールから60キロの工業都市Ludhianaでも騒乱が発生した。けが人は出なかったものの、交通が遮断され、車輌が放火された。State Bank of IndiaのATMマシーンも破壊された。
オーストリア警察によると、ウィーンのシーク寺院におけるシーク教徒同士の衝突では少なくとも11人が負傷し、重傷者も出た。インドから招かれた2人の導師の説教の最中に少なくとも1人が火器を保持する武装グループが乱入したが、数で勝る集会者が乱入者を取り押さえた。この間に乱入者側にけが人や重傷者が出たと言う。