【ムンバイ】アンドラプラデシュ州沖合Krishna-Godavari(KG)海盆のKG D-6ガス田からガスの供給が開始され、取り分けアンドラプラデシュ州の6つの火力発電所に優先的にガスが配分されたことに加え、国会下院選挙の投票が完了し、電力需要も減退したことから、インド・エネルギー取引所(IEX:Indian Energy Exchange)における1日の電力平均価格が、5月1日から5月13日の間に39%下降した。
インディアン・エクスプレスが5月15日伝えたところによると、IEXにおける電力1ユニット当たりの平均取引価格は、今年2月の6.42ルピーから3月の8.11ルピー、そして4月の10.47ルピーへと急騰していた。しかし現在では、ピーク時間帯(18-23hrs)の平均価格が7.75ルピー、オフピーク(00 to 06 hrs)のそれが4.14ルピーに下降している。
IEX筋によると、値下がりの主因は、選挙キャンペーンの終了、KGガスの供給開始、風力発電の増加、そして天候の変化と言う。
消息筋によると、インド電力取引所(PIX:Power Exchange of India)においても、同様の値下がり傾向が見られると言う。