1995-12-08 ArtNo.4224
◆<星>域内銘柄指数の創設はジャーディンの要請:蔵相
【シンガポール】リチャード・フー蔵相はこのほどブルームバーグのインタビューに応じ「リージョナル・ストック・インデックス(RSI)の創設は部分的にはジャーディン・グループの要請に応えたものである」と、RSI創設の経緯を語った。
フー蔵相は今週初めに開かれたファンド・マネージメント会議の席上RSIの創設計画を発表しており、同インデックスには20~30銘柄が含まれる見通しだ。ジャーディン・グループは今年初めにグループ企業5社がシンガポール証取(SES)に二次上場したのに伴い、ハンセン・インデックスから除外された。この結果機関投資家はジャーディン銘柄を購入する義務がなくなり、ジャーディン銘柄の取引が急減していた。現在SESには40社余りの外国銘柄が上場されており、これらの企業もRSIの創設を希望している。ストレーツ・タイムズ工業指数は地場銘柄のためのもので、これらの外国銘柄を含むことはできない。
フー蔵相はまた、デリバティブ、例えば先物やオプション取引もRSIに反映されることになると語った。この点に関しては最近、金融管理局(MAS)のコー・ベンセン副理事も1、2年内にディリバティブ取引が認められるようになると語っている。(ST,BT,LZ:12/7)
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