SEAnews 2009-05-19 ArtNo.42238

【ニューデリー】インドでは2億8000万人以上が貧困ライン以下の生活を強いられているが、このほど選出された543人の国会下院議員の資産総額は3075クロー(US$6.15億)にのぼる。
インディアン・エクスプレスが5月18日、国連の調査報告も引用し伝えたところによると、インド国民の80％以上が1日100ルピー(US$2)以下で生活しているが、このほど選出された第15次国会の議員は、1人平均5クロー(US$100万)以上の資産を有する。選挙管理委員会の資料によると、資産1クロー(US$20万)以上の議員はおよそ300人で、前回総選挙の際の154人のほぼ2倍に増えている。
資産番付のトップはアンドラプラデシュ州Khammam地区選出テルグ・デサム党(TDP:Telugu Desam Party)議員Namma Nageswara Rao氏の174クロー(US$3480万)、2位はハリヤナ州Kurukshetra地区選出国民会議派議員Naveen Jindal氏の131.07クロー(US$2621万)。この他、資産100クロー(US$2000万)を超える議員が4人おり、国民会議派のL Rajagopal氏とナショナリスト国民会議派(NCP:Nationalist Congress Party)のPadamsinha Bajirao Patil氏は、その内の2人。