【ニューデリー】インド自動車産業は、生産/販売共に二桁成長で新会計年度をスタートした。二輪三輪四輪車を含む自動車の4月の国内生産は10.19%、国内販売は10.76%、それぞれ増加した。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月11/12日、インド自動車製造業者協会(SIAM: Society of Indian Automobile Manufacturers)の発表を引用し報じたところによると、今年4月の二輪三輪四輪車を含む自動車の国内販売台数は昨年同月の80万7183台から89万4058台に10.76%増加した。とは言え、前月比では、二輪車販売を除き、全てのカテゴリーがマイナス成長を見ており、SIAMは、自動車市場が回復の軌道に乗ったと見るのは時期尚早と述べている。
今年4月の乗用車(passenger car)販売台数は昨年同月の9万8752台から10万2899台に4.2%増加した。2008年下半期以来マイナス成長に陥っていた乗用車の国内販売は、成長率は鈍ったものの3ヶ月連続プラス成長を記録した。乗用車の輸出台数は昨年同月比35%増の2万9307台を記録した。乗用車輌(passenger vehicle)の輸出は34%増加した。
今年4月の商用車(trucks and buses)の販売台数は昨年同月の3万3626台から2万9842台に11.25%減少した。軽商用車の販売台数は昨年同月の1万4676台から1万8819台に28.23%増加したが、中・大型商用車のそれは同1万8950台から1万1023台に41.83%減少した。中・大型商用車カテゴリーではバスの販売台数が4%増の2253台をマークしたが、トラックは47%減の8770台にとどまった。
二輪車の4 獅フ販売台数は昨年同月の61万6468台から70万995台に13.71%増加した。モーターサイクルの販売台数は昨年同月の50万1592台から56万2357台に12.11%増加、スクーターの販売台数は昨年同月比19%増の9万7129台を記録した。
自動三輪車の4月の販売台数も昨年同月の2万7066台から2万7524台に1.69%増加した。