SEAnews 2009-05-12 ArtNo.42216

【ニューデリー】今年4月のエアコンと冷蔵庫の販売は、全国的な猛暑に助けられ、昨年同月比30～35％の成長を見た。
エコノミック・タイムズが5月7日報じたところによると、北部と南部の需要が取り分け堅調で、エアコン販売は低価格なウィンドー・モデルよりもスプリット・モデルが、冷蔵庫販売は大衆向けの直冷(direct cool)式モデルが、それぞれ牽引した。
トップ・ブランドのLG／Samsung／Whirlpool／Voltas／Carrier／Godrejは、何れもエネルギー効率を星の数(1-5)で表示する『星印等級(star rating)』を採用しているが、小売業界筋によると大部分のバイヤーは手頃な価格の2～3個の星印付き製品を購入している。星印の数がそれ以上のものは、エアコンの場合1000～2000ルピー、冷蔵庫の場合500～1000ルピー、コストが嵩む。
昨年同月比30％増のエアコン20万台を販売したマーケット・リーダーのLGも、販売台数全体の3分の2が2～4個の星印付きだったとしている。同社の冷蔵庫販売は昨年比35％の増加を見た。しかし省エネ意識の拡大に伴い、将来はより多くの星印が付いた製品の販売が拡大するものと見ている。
Samsungは5つ星製品のみを販売しているが、同社のエアコン／冷蔵庫販売は昨年同月比25％の伸びにとどまった。Godrej Appliancesの4月のエアコン／冷蔵庫販売は30％増加、Whirlpoolは北部を中心にエアコンの売上げを35％伸ばした。