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2009-05-12 ArtNo.42214
◆自動車部品業界全面操業態勢に復帰
【ニューデリー】自動車各社が4月に良好な販売成績を実現、5月と6月についても楽観的見通しが支配的なことから、国内自動車部品業界はフル稼働態勢に復帰しつつあり、投資にも積極的姿勢を見せている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月10日報じたところによると、Minda Industries/Sriram Pistons/JBM Auto等は稼働率を85~90%に引き上げたとしており、デリーを拠点にする年商900クローのMinda Industries LtdのNirmal Minda会長兼MDは「これまでのところ見通しは良好で通常の稼働態勢に戻しつつある。一分の部品生産は90%の稼働率を実現しており、その他のものも80~85%に達している」と語った。ホーン、スイッチ、照明装置等の製造を手がける同社は昨年10-12月期には生産を20%削減していた。同社はまた主にMarutiに納入している照明装置の製造施設を50クロー(US$1000万)を投じて拡張する計画を棚上げしていたが、ここに来て再検討を加えている。
ホンダ向け二輪車部品部品の製造を手がけ、Maruti Suzukiにも部品を納入している年商700クロー(US$1.4億)のRico AutoのArvind Kapur重役(MD)は、「国内販売に関しては既にフル稼働態勢を回復した。しかし50%の落ち込みを見ている輸出部門の復調はカレンダー・イヤー2009年末まで望めない」と語った。主にエンジン部品の製造を手がける同社は向こう5~6ヶ月間にHero Honda向け製品を製造するウタラーカンド州Haridwarの工場と、Tata MotorのNano向け部品を製造しているグジャラート州Sanandの工場の拡張計画に追加投資する計画で、またSanand工場の拡張計画が完成するまでのつなぎとしてハリヤナ州Gurgaon工場の拡張も目下進めている。
Sriram Pistons & RingsのA.K. Taneja社長は「MarutiとHyundaiは共にフル操業しており、Hero Hondaの他、Bajajの生産水準も改善している。これらの企業に製品を納入しているサプライヤーは追加投資を検討している」と語った。
しかしJBM AutoのNishant Arya取締役は、「工場稼働率は10%ほど改善したものの、投資についてはなお慎重な検討を要する」と語った。
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