2009-05-08 ArtNo.42205
◆パンジ・ロイド、アレヴァ/ウェスティングハウスと原発提携
【ニューデリー】インドの大手土木建設会社Punj Lloyd Ltd(PLL)は、フランス原発大手Areva NPおよび米国企業Westinghouse Electricと、インド国内に協力して原子力発電所を建設する交渉を進めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月3日報じたところによると、PLLのAtul Punj会長はこのほど以上の消息を語った。それによると、PLL側としては、交渉は最終段階を迎えているものの、合意が成立するまでに相手側がどれほど時間を必要とするかは、予想がつかない。
PLLは、EPC(engineering, procurement and construction)ビジネスの経験と、子会社Simon Carvesの核発電領域の専門ノーハウを梃子に交渉を進めている。マンチェスター拠点のSimon Carvesは、核発電領域における350万人時の業務歴を有する。
アレヴァはNuclear Power Corporation of India Ltd(NPCIL)と合弁で各1650MW(メガワット)の欧州加圧水型炉(European pressurised reactor)をマハラシュトラ州Jaitapurに先ず2基建設し、その後4基を増設することで合意している。
PLLは、これ以前から送配電(T&D:transmission and distribution)プロジェクトでアレヴァのT&D部門と提携しており、同提携を核発電領域にまで拡大することを提案している。
PLLは、2008年12月には、非増殖核燃料(non-proliferative nuclear fuel)技術の開発を手がける米国企業Thorium Power Ltdと、インド国内だけでなく、東南アジアやその他の地域に後者の技術を紹介することで合意している。
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