SEAnews 2009-05-08 ArtNo.42202

【ニューデリー】今年4月の乗用車輌(Passenger vehicle)販売は、政府の景気刺激措置や、貸出金利の引き下げ、国会総選挙に伴う多用途車やジープ需要の増加に助け轤黶A5ヶ月連続のプラス成長を記録した。とは言え前月に比べた国内販売は、例えばMaruti Suzukiの場合12.1％、Hyundai Motorの場合10.1％、それぞれ減少した。
ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥーが5月1／2／5日報じたところによると、国内市場シェア51％のMaruti Suzuki India Ltd(MSIL)の4月の乗用車販売台数は、昨年同月の6万2336台から7万1748台に15.09％、内国内販売は同5万9539台から6万4857台に8.93％、輸出は同2797台から6891台に146％、それぞれ増加した。同輸出台数にはニッサンのA-Stars(英国ではPixo)約2000台が含まれている。また多用途車GypsyとGrand Vitaraの販売台数は昨年同月比10倍の905台を記録した。
Hyundai Motor India(HMI)の4月の販売台数は昨年同月の4万台から4万4371台に10.9％、内国内販売は同2万1501台から2万2247台に3.5％、輸出は2万2124台に20％、それぞれ増加した。
Honda Siel Cars India(HSCI)の4月の乗用車販売台数は昨年同月の3400台から3656台に7.5％増加した。
Mahindra & Mahindra (M&M)の4月の乗用車輌販売台数は昨年同月の1万9392台から2万2617台に16.6％、内、多用途車(Utility vehicle)Scorpio／Bolero／Xyloの販売台数は同1万3560台から1万8447台に36％、それぞれ増加した。しかしMahindra Renaultの4月のLogan販売台数は同1713台から550台に69％減少した。
Tata Motors Ltd(TML)の4月の乗用車輌(passenger vehicle)販売台数は昨年同月の1万4843台から1万3410台に9.65％減少した。しかしTMLの商用車販売台数は軽商用車の好調に支えられ52％の増加を見た。一方、1週間前に購入予約の受付を開始した超小型車『Nano』の100％前払いの注文台数は20万3000台をマーク、その額はほぼ2500クロー(US$5億)に達した。受注額の70％はローン、30％は現金払いで、また現金注文された4000台前後はオンラインによるものだった。ちなみにNanoのムンバイにおける店頭価格は13万4000～18万5000ルピー(US$2680-3700)。