2009-05-08 ArtNo.42200
◆ケララ州、Vallarpadamコンテナ中継基地梃子に投資誘致
【コーチ】ケララ州Kochi近郊のVallarpadam島に開発中の国際コンテナ中継ターミナル(ICTT)の第一期工事が2009年11月に完成し、稼働するのに伴い、Kochiや他の近隣地域の大規模投資や開発が加速するものと期待されている。
エコノミック・タイムズが5月4日報じたところによると、ICTTが稼働すれば、民間投資家が大挙進出するものと予想される。DP World Cochin(DPWC)のSuresh Joseph重役(GM)によると、民間投資家は、倉庫やCFS(warehousing and container freight station)、その他のICTT支援インフラの開発に大きな関心を抱いている。既に2つのCFSが稼働しており、別に少なくとも4つのCFSが設けられる見通しだ。
投資家はVypeen/Mulavukadu/Vallarpadam等の地の永久所有権(free-hold)付き土地の購入に大きな関心を見せている。DPWCは、これらの地に付加価値センターの開発を計画する複数の投資家と交渉を進めている。
コーチン港湾局(CPT:Cochin Port Trust)がPuthuvypeenに開発した285haの特別経済区(SEZ)も大きな投資機会を提供する。同SEZには、軽工業やその他の付加価値活動を含む港湾関連のインフラ施設を設けることができる。
CPTは内陸水上交通を振興する狙いからインド内陸水上交通局(IWAI:Inland Waterways Authority of India)と共同でBolgattyとWillingdon IslandにRo-Roターミナルを開発しており、これも良好な投資機会を提供する。Ro-Roターミナルはやはり2009年11月に稼働し、3号国営運河(National Waterway No 3)とICTTをリンクする。これにより州内の主要商業センターCochin/Alleppey/Kottayam/Quilon/Kozhikode/Cannanoreの無数のビジネス機会が開放される。600~700クロー(US$1.2億-1.4億)の投資が見込まれ、既に100クロー(US$2000万)の投資が実行されている。残りの投資も向こう18ヶ月以内に実行されるものと見られる。これにより就業機会も創出される。
今日の世界的な景気後退がVallarpadamプロジェクトに影響を及ぼすことはなく、計画はスケジュール通り進められ、2009年11月30日までに稼働する。計画の詳細は以下のURLで参照できると言う。http://www.timesshippingonline.com/
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