2009-05-05 ArtNo.42192
◆OVL/IOC/OIL、US$40億投じイランでガス田開発
【ニューデリー】インドの国営石油ガス探査会社Oil and Natural Gas Corporation Ltd(ONGC)の海外事業子会社ONGC Videsh Ltd(OVL)とそのパートナー、国営Indian Oil Corporation(IOC)および国営Oil India Ltd(OIL)は、40億米ドルを投じ、今後3、4年内にイランで発見した大型天然ガス田の生産を開始するものと見られる。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが5月1/2日報じたところによると、ONGCオフィシャルはこのほど以上の消息を語った。それによると、イラン当局は2008年9月にガス田の商業化を認めた。パートナー3社は開発プランを準備している。必要投資額は40億米ドル前後と見積もられる。『Farzad gas field』と命名されたガス田の埋蔵量は、21兆6800億立方フィートと見積もられ、内12兆8000億立方フィートが開発可能。OVLは生産したガスを液化天然ガス(LNG)に転換してインドに輸送することを計画している。生産された石油とガスはNational Iranian Oil Co (NIOC)の所有に帰し、NIOCがマーケッティング権を有する。同鉱区に40%出資し、オペレーターを務めるOVLは一部をLNGに転換するため、コンソーシアムにガスを配分するよう求めている。
OVLはまた、2006年に発見し、『Binaloud』と名付けた予想埋蔵量10億バレルの油田の事業化調査報告を2008年11月26日にNIOCに提出したと言う。
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