2009-04-24 ArtNo.42170
◆Pantaloon、小売りFDI政策緩和に乗じ組織再編
【ニューデリー】地場アパレル小売り企業PantaloonのオーナーFuture Groupは、インド政府が今年2月に発布したプレスノート2号、3号および4号において明らかにした新外国直接投資(FDI)政策に照らして組織を再編、最大750クロー(US$1.5億)の外資導入を目指している。
ビジネス・スタンダードが4月20日報じたところによると、インド政府はマルチ・ブランド小売業が外資を導入することを認めていない。しかし上記プレスノートは、インド人が所有もしくは支配権益を握る営業・投資会社(operating-cum-investment companies)がマルチ・ブランド小売りビジネスに最大49%まで出資することを認めている。
Pantaloonの組織再編に関与した某銀行の幹部によると、FDIは新設されたFuture Fashion Merchandising Ltd (FFML)に導入され、FFMLの支配権益を握るPantaloon Retailは近くFuture Markets and Consumer Groupに社名を改める。
FFMLは、グループの小売りビジネスを統括するFuture Consumer Enterprise (FCE) Ltdの持ち株会社として機能する。現在プロモーターはPantaloon Retailの46%のシェアを保持しているが、優先株と新株引き受け権の発行を通じ、同持ち分を51%に引き上げる。FFMLは、外資系を含むプライベート・エクイティー・カンパニーから750クローの新資金を取り入れる計画と言う。
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