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2009-04-21 ArtNo.42153
◆需要回復に関わらず値上げは考えない:JSW Steel
【ニューデリー】JSW SteelのSajjan Jindal副会長兼MDはこのほど「国内需要は復調の兆しを見せているが、鉄鋼メーカーは値上げを考えない」と語った。
デカン・ヘラルドが4月15日、Jindal氏の記者会見の言を引用し伝えたところによると、現時点では値上げするよりも、むしろ低価格でボリューム販売の拡大を図る。世界的に製品価格は低水準で、インプット・コストの圧力も下降している。したがって今会計年度を通じて価格は横ばいと予想される。
鋼材を含む製品価格と、鉄鉱石やコークス用炭を含むインプット・コストは過去1年間に約70%下降した。2008年10-11月のスランプを経過後、インフラ部門や自動車部門の需要回復を背景に過去3ヶ月間に製品在庫は急減、2009年1-3月期の国内需要は極めて旺盛だった。とは言えこうした需要が新年度も持続するか否かは未知数である。12-13%の金利水準では、インフラ産業の採算性は望めない。このため一層の金利引き下げが必要である。
低調な海外需要と旺盛な国内需要から、新年度の鋼材輸出は、2008-09年の50%のレベルにとどまる見通しだ。インドはこれまで国内生産の10%前後、約550万トンを輸出して来た。
景気の後退は、投資と拡張の機会と言える。JSW Steelはこの好機を利用して鉱山の買収や設備の拡張を図る。JSW Steelは3500クロー(US$7億)を投じてカルナタカ州Vijaynagarの既存プラントの年産能力を680万トンから1000万トンに拡大するとともに、発電事業に5000クロー(US$10億)を投資する。またジャールカンド州と西ベンガル州における年産1000万トンの新鉄鋼プラントも2010年末までに着工すると言う。
一方、ビジネス・スタンダードが14日報じたところによると、インド最大の合金鉄メーカーJindal Stainless Limited(JSL)は、今四半期、Orissa Mining Corporation(OMC)から鉄鉱石を購入せぬ方針を決めた。JSLのArvind Parekh取締役(戦略ビジネス担当)によると、OMCの価格は国際価格を遙かに上回る。OMCは4-6月期のトン当たり価格を3588~5956ルピーに5%引き下げた。高品質な塊鉱(lumpy ore)の国際価格はトン当たり130米ドル、約6500ルピー、低品質の砕屑鉱(Friable ore)のそれは110~115米ドルとなっている。JSLはOMCから主に砕屑鉱を購入しているが、この種の低品位鉱石の場合トン当たり3000~3500ルピーに値下げして然るべきだと言う。
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