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2009-04-13 ArtNo.42136
◆中印関係は史上最良の蜜月時代:中国大使
【ニューデリー】このほどザ・ヒンドゥーのインタビューに応じ、中印二国間関係やチベット問題に関してコメントしたインド駐在の張炎中国大使は、胡錦涛主席の言を引用し、今日の中印関係は史上最良の蜜月時代と語った。以下はインタビューの要旨。
《Q》:昨年の中国とインドの二国間関係をどう評価するか。
《A》:中国とインドの関係は拡大し、深化した。
第1にハイレベルの交流が活発に行われた。昨年、胡錦涛主席と温家宝首相は、Manmohan Singh首相と二国間会議や国際会議の場で6回にわたり会談した。国民会議派のSonia Gandhi総裁は北京五輪の開会式に出席、?正声中国共産党中央政治局委員兼中国共産党上海市委員会書記と楊潔チ外相も相次いでインドを訪問した。
第2に二国間の経済貿易協力は引き続き急速な発展を遂げている。2008年の二国間往復貿易は前年に比べ34%増の510億米ドルに達した。
第3にセキュリティーや国防領域の交流が、良好な二国間関係を象徴している。中国海軍の元帥が初めてインドを訪れ、第2回中印国防安全会議も催された。両国陸軍は2008年12月にテロ攻撃を防止する共同訓練『Join Hands-2008』を実施した。
第4に国際舞台における、また地域問題に関する二国間の協力が強化された。気候変動、ドーハ・ラウンド会議、エネルギーおよび食料安全保障、金融危機等の問題に関して両国は緊密な協力を維持している。2008年11月にワシントンで催されたG20金融サミットにおける両国の協力はポジティブな成果を実現した。
中国とインドの関係は概して安定した発展を遂げており、戦略的提携関係も強化されている。胡錦涛国家主席は「我々の今日の二国間関係は歴史的に最良の時期の1つに数えられ、一層の発展を達成する希有の機会を提供している」とコメントしている。
《Q》:今年はどんな交換プログラムが実行されるのか。
《A》:胡錦涛主席の招きでPratibha Patil大統領が中国を訪れる。中国側もトップ・レベルのインド訪問を検討している。
この他、政府、立法府、政党、地方政府レベルの相互訪問や外交/国防/セキュリティー/反テロリズムに関する話し合いや会議が催される。
2010年にはインドで中国フェスティバル、中国でインド・フェスティバルがそれぞれ催される。そのための準備活動が既に開始されている。
G20サミットの枠組みを含むアジアおよび国際問題に関して両国は共同作業を進める予定だ。
《Q》:二国間関係の主要な障害は何か。
《A》:私の考えでは、両国は以下の領域において引き続き努力する必要があると思う。
相互理解と信頼関係の強化に引き続き努め、早急に国民同士の交流を深める必要がある。2007年に相手国を訪問した両国民の数は57万人と両国の人口の0.02%にとどまっている。この内中国人の旅行者は僅か6万人で、これには査証やその他の技術的問題が関係していると思う。
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