2009-04-13 ArtNo.42132
◆SIAM、2009-10年も自動車産業のプラス成長予想
【ムンバイ】二輪/三輪/四輪車を含む2008-09年通年の自動車販売台数は972万3000台と、2007-08年の965万4000台に比べ0.71%増加、世界的な景気後退に抗してプラス成長を実現した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルドが4月9日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の統計を引用し報じたところによると、二輪/三輪/四輪車を含む自動車の2009年3月の総販売台数は、前年同月の88万4313台から89万3934台に1.09%増加した。
SIAMのDilip Chenoy総務理事(Director-General)は、「少なからぬ主要メーカーが30~40%の落ち込みを記録する中で、一握りのメーカーの健闘が、9-10月期に生じたマイナス成長をプラス成長に回復させたもので、予想以上の成果。しかし商用車部門はまだ完全にトンネルを抜け出していない」とコメントした。
自動車産業が世界的景気後退の最中にも関わらず多少ともプラス成長を実現できたのは、政府の一連の景気刺激策(stimulus packages)が奏功したためと言え、Chenoy氏は、「景気刺激策がなかったなら、自動車産業は-3%かゼロ成長にとどまり、商用車販売は30~40%のマイナス成長、二輪車販売も3%のマイナス成長か横ばいにとどまっただろう」と指摘した。同氏は2009-10年には商用車部門が7~8%、乗用車部門が3~5%、三輪車部門が5~8%、二輪車部門が3~5%のプラス成長を遂げると見通した。
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