SEAnews 2009-04-08 ArtNo.42118

【コルカタ】インドの包装用工業繊維、いわゆるpacktech市場は2012－13年までに2007－08年の1万4000クロー(US$27.1億)から2万6000クロー(US$50.4億)に拡大する見通しだ。
エコノミック・タイムズが4月6日伝えたところによると、信用格付け会社Investment Information and Credit Rating Agency (ICRA)の完全出資調査会社ICRA Management Consulting Services (IMaCS)は以上のように見通している。
それによるとPacktech用工業繊維の消費額は1万4067クロー(US$27.26億)と見積もられる。大部分の需要は国産品で賄われ、一部は輸出されている。2007－08年には86クロー(US$1667万)のpacktechが輸入され、563クロー(US$1.09億)の同コンポーネントが輸出された。フレコンバッグ(FIBC:flexible intermediate bulk container)を除く布袋(woven sack)が工業用繊維消費全体の約50％を占め、ジュート製ヘシアンクロスが同30％、FIBCとwrapping fabricが残りの20％前後を、それぞれ占めている。
包装産業は5年間に年率13％の成長を遂げ、中でも布袋／FIBC／leno bag／wrapping fabricを含むポリマー製品は17％の成長が見込まれる。packtechについては、FIBC領域の消費が最も多い。輸出を含むFIBCの需要は2007－08年の15万トンから2012－13年の45万トンに拡大する見通しだ。タマネギ、ジャガイモ、果実、野菜の包装に用いられるLeno bagの需要は同期間に5400トンから1万800トンに拡大、ソフトラゲージ製品は同5年間に年率約25％の成長が見込まれる。
ジュート製ヘシアンクロスの代替品、ポリオレフィン布袋の需要は2007－08年の64万1000トンから2012－13年の112万7000トンに拡大する見通しだ。