【ニューデリー】Toyota Kirloskar Motor India Ltd(TKMIL)は、過去3、4ヶ月間にルピーの他通貨に対する為替相場が急変したことから、カルナタカ州Bangalore近郊Bidadiに設ける小型乗用車工場の部品/設備のソーシング計画に見直しを加えている。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが4月5/6日報じたところによると、TKMILのShekar Viswanathan常任取締役はこのほど以上の消息を語った。それによると、ルピーの為替相場、取り分け対米ドル相場の変動は深刻な影響を及ぼしている。コストを最小限に抑えるため、何れの国から設備や部品を調達すべきか、如何に据え付けるべきかを検討している。既に一部の計画を取り消し、新たな計画を立案した。ルピーの対円相場の軟化は大きな損失を生じさせており、一部の部品/設備の調達先を変更した。あるものはタイ、台湾、インドネシアから輸入し、あるものはインド国内で製造する。とは言え日本からの輸入は続ける。
バンガロールに3200クロー(US$6.20億)を投じて建設する第2工場はスケジュール通り2010年12月までに稼働、2011年までに小型乗用車を出荷する。当初の年間生産量は7万台で、その後10万台に拡大されると言う。