SEAnews 2009-04-06 ArtNo.42104

【ハイデラバード】インド原子力局(DAE:Department of Atomic Energy)傘下の主要な産業ユニットとして1971年に設立されたNuclear Fuel Complex (NFC)は、世界の原子力産業向けに燃料ピン(fuel pin)および燃料集合体(fuel bundle)の製造に用いる無縫管(seamless tube)やジルコニウム機械(zirconium machinery)の主要な輸出業者になることを目指している。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが4月1／2日伝えたところによると、NFCは国際原子力機関(IAEA:International Atomic Energy Agency)から燃料集合体の製造に用いる特殊溶接機(end-closure welding machine)の納入契約を獲得した。NFCは過去20年間にロボットを用いた燃料集合体の製造技術を完成させた。NFCの燃料集合体製造機械は、ジルコニウムによる完全密封を実現する高い性能を備えている。
原子力委員会(the Atomic Energy Commission)のAnil Kakodkar委員長が『インドにおける原子力発電40周年』記念式典の席上語ったところによると、DAEは今年末までにジャールカンド州Jadugudaと同州Turamdihの工場におけるウラニウムの製造能力を25％拡大する方針だ。1967年以来、ジャールカンド州Singhbhum East県Jadugudaでウラニウムを製造して来たUranium Corporation of India Ltd (UCIL)は0.042%-0.051% Uレーンジ鉱脈型鉱床(vein-type deposit)の採掘も目下手がけていると言う。