SEAnews 2009-04-06 ArtNo.42101

【ニューデリー】新探査ライセンス政策(NELP:New Exploration Licensing Policy)下の過去最大の規模の入札『Nelp-VIII』が4月9日に募集される。
ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが4月2／3日伝えたところによると、石油省のRS Pandey次官は2日、炭化水素総局(DGH:Directorate General of Hydrocarbons)の以上のステートメントを発表した。それによると、深水鉱区24ブロック、浅水鉱区28ブロック、陸上鉱区18ブロック、合計70ブロックがオファーされる。この他、炭層メタン(CBM:coal bed methane)鉱区10ブロックも合わせて入札にかけられる。
ちなみにNelp-VIIでは54ブロックが入札にかけられ、うち44ブロックのラインセンスが発行された。NELPの下、これまでに162ブロックのライセンスが発行され、83億3000万米ドルの投資が約束された。既に投資された額は38億8700万米ドル、49の石油／ガス田が発見され、6億トンの化石燃料資源が確認された。
世界的に景気が後退しているこの時期にも関わらず、政府は多くの投資家が入札に参加するものと予想している。
しかし観測筋は、課税問題や政策の不明瞭を指摘、これらの問題が投資家の関心を鈍らせる可能性もあると予想している。例えば、政府は原油に関しては7年間の免税措置を維持しているものの、天然ガスに関しては同待遇を認めていない。またNELPの下、価格設定やマーケッティングの自由が保証されているにも関わらず、Reliance Industries Ltd(RIL)がアンドラプラデシュ州沖合Krishna-Godavari(KG)海盆で掘り当てたK-G D6ガス田に関して、政府は、供給先の優先順位を定め、固定価格による供給を義務づけた。
Pandey次官によると、Nelp-VIIIの入札審査は4ヶ月以内に完了する。政府は反応次第ではその後さらに多くのブロックを入札にかけることも検討していると言う。