【ムンバイ】年商4万5000クロー(US$87.21億)のインド小売り産業組織部門の今年第4四半期(2009/1-3)の成長率は5%と、前年同期の35%に比べ著しく鈍化した。
インディアン・エクスプレスが3月30日伝えたところによると、インド小売り業者協会(RAI:Retailers Association of India)のKumar Rajagopalan事務局長(CEO)は同紙に以上の消息を語った。それによると、昨年9月にLehman Brothersが倒産し、世界的な金融危機が表面化した後、インド小売り産業の成長は急速に失速したが、今年第3四半期にはなお12%の成長が記録されていた。こうした成長鈍化の直接の原因は、小売り大手が拡張計画を棚上げ、もしくは既存事業を縮小したこと。例えば660店以上のチェーンを展開するAditya Birla Retailは今年下半期に50店舗以上をクローズ、RPGグループ傘下のSpencer's Retailも60店舗を閉鎖し、通年の売上げ目標を1800クロー(US$3.49億)から1500クロー(US$2.91億)に下方修正した。Reliance Retailも90店舗前後の営業に見直しを加えている。経営危機に陥ったSubhikshaは1600近い店舗の営業を停止した。