SEAnews 2009-04-03 ArtNo.42098

【ムンバイ】今会計年度第3四半期(2008/10-12)の2－3BHK(Bedroom/Hall/Kitchen)アパートの価格(販売価格／賃貸料)は引き続き下降、特にデリー首都圏(NCR)、マハラシュトラ州ムンバイ、アンドラプラデシュ州ハイデラバード、タミールナド州チェンナイの値下がり幅が極めて大きい。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月1日報じたところによると、不動産ポータル『99acres.com』は、デリー／ムンバイ／西ベンガル州コルカタ／チェンナイ／カルナタカ州バンガロール／ハイデラバード／マハラシュトラ州Puneの2～3ベッドルーム／1ホール／1キッチンから成るアパート30万件の販売／賃貸価格の動向を伝える報告書の中で以上のように述べている。
99acres.comのVineet Singh主任によると、ハイデラバード市内Miyapur、コルカタ市内Rajarhatの前四半期に比べた値下がり幅は約25％に達し、こうした傾向は向こう数四半期にわたり持続する見通しだ。
デリー近郊の不動産価格の下降幅はDwarka15％、 Noida20％、Gurgaon7～8％となっている。賃貸料に関してはRohini／Vasundra Enclave／Lajpat Nagarで20％上昇したものの、Connaught Place／Vasant Kunj／Malviya Nagar／Janakpuri／Noidaでは約15％下降、Gurgaonは横ばいだった。
ムンバイの不動産価格はBhayander (East)／Vashi／Thane Westで約10％下降した。賃貸料に関しては、Dahisar／Seawoods／Khargharで20％下降した反面、Prabhadevi／Beach Candyでは50％以上の値上がりを見た。
コルカタの不動産価格はEM Bypass付近で17％、Rajarhatで約25％の落ち込みを見た。賃貸料は、Alipore／Jadhav Purでは上昇基調が持続、値上がり幅は20％以上に達したが、全体的に安定する傾向が見られた。
チェンナイの不動産価格はPerungudi／Valasaravakkamでは15～20％下降、賃貸料もKilpauk／T. Nagar／Medavakkamでは20％以上の落ち込みが見られた。
バンガロールの不動産価格は全国で最も早く景気後退の打撃を受けたものの1つに数えられるが、第3四半期には底入れの兆しが生じ、前四半期との比較で安定を維持した。しかし賃貸料は依然下降線を辿り、Thipassandra／Maleshpalaya／Kaggadasapuraでは25％以上の落ち込みを見た。
ハイデラバードの不動産価格はMadhapurで11％、Miyapurでは25％以上下降した。賃貸料もMiyapur／Nizampetで20％以上、Somajiguda／Madhapurでは30％以上の大幅な落ち込みが記録された。