【ニューデリー】世界経済フォーラム(WEF:World Economic Forum)の『2008-09年世界情報技術報告(Global Information Technology Report 2008-2009)』によれば、インドのネットワーク化準備度は調査された134カ国中54位と、前年に比べ4位後退した。
インディアン・エクスプレスが3月27日報じたところによると、情報通信技術(ICT: information and communication technology)の普及にむらがあり、100人当たりのPC普及台数は3台と94位、100人当たりのインターネット・ユーザーは7人と99位、個人のIT利用度に至っては114位にとどまった。
世界のアウトソーシング・キャピタルを目指すインドとしては、極めて不満足な成績と言えるが、報告書は、ビジネス・スクールの質の高さ、企業の高い研究開発(R&D)支出、幅広いサプライヤー・ベース等、インドのいわゆるビジネス準備度(business readiness)は良好と評価している。
ちなみに1位はデンマークで、以下、2位スウェーデン、3位米国、4位シンガポール、5位スイスと続き、その他の北欧諸国とオランダおよびカナダがトップ10位入りした。また中国のネットワーク化準備度は前回に比べ11ランク・アップし46位と、初めてBRIC諸国のトップに立った。