2009-04-03 ArtNo.42093
◆IDC、2009年PC出荷台数のマイナス成長予想
【ニューデリー】市場調査会社IDCは、経済危機を背景に大企業がコスト削減に努め、需要が落ち込むことから、カレンダー・イヤー(CY)2009年のインドのパーソナル・コンピューター(PC)出荷台数がマイナス成長を記録するものと予想している。
ビジネス・スタンダードが3月27日報じたところによると、IDC IndiaのKapil Dev Singh主任(Country Manager)は、そのステートメントの中で「賢明な在庫管理とインド中心部における未開拓な潜在顧客を掘り起こす努力が、生き残りの鍵になる」と指摘している。IDCの報告書によると、CY2008年のPC出荷台数は806万台と、前年比横ばいにとどまった。内、デスクトップPCの出荷台数は前年比10.1%減の560万台、ノートブックPCは同31.5%増の230万台を記録した。
IDC IndiaのSumanta Mukherjee主任アナリストによると、中央銀行が発表した諸施策により信用逼迫が解消され、家庭や中小企業の需要が復調すれば、2009年下半期にPC出荷台数が回復する可能性も予想されると言う。
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