2009-04-03 ArtNo.42092
◆Universal Sompo、自動車保険ビジネスを拡張
【ラクナウ】損保ジャパンが出資するUniversal Sompo General Insurance Company Ltd(USGICL)は、ビジネス・ポートフォリオに占める自動車保険の比率を現在の30%から45%に拡大することを目指している。
インディアン・エクスプレスが3月27日伝えたところによると、USGICLにはAllahabad Bankが30%、損保ジャパンが26%、Indian Overseas Bankが19%、Karnataka Bankが15%、Dabur Investmentが10%、それぞれ出資している。USGICLは、損保ジャパンの国際事業経験とビジネス・コネクションを梃子に自動車ビジネスを拡張する。損保ジャパンは既に、ホンダ、Maruti Suzuki、日産と、全国規模の提携問題を協議している。
ウッタルプラデシュ州Lucknowに設けた17番目の支店の開所式に出席するため当地を訪れたUSGICLのON Singh会長は同紙に以上の消息を語った。USGICLは2009-10年には別に23支店を増設する計画だ。
USGICLは自動車保険/不動産保険/海事保険/一般損害保険/労災保険等に関わる40種類ほどの保険商品を手がけており、資本金は235クロー(US$4554万)だが、一般損害保険ビジネスの市場シェアは0.5%に過ぎない。USGICLは同シェアを1年内に1%、5年内に5%に拡大するとともに、2009-10会計年度内に保険料収入を250クロー(US$4845万)の大台に乗せ、2年内に黒字を実現する計画だ。
USGICLに出資する地元銀行3行の合計資産は20万4138クロー(US$395.62億)、支店数は4000店以上のため、顧客の獲得はそれほど困難ではないと言う。
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