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2009-03-27 ArtNo.42076
◆10月-2月期外人旅行者収入2.5%ダウン
【ムンバイ】2008年10月から2009年2月の間にインドを訪れた外国人旅行者がもたらした観光収入は、前年同期比2.5%減少した。
エコノミック・タイムズが3月20日、観光省のデータを引用し伝えたところによると、過去5年間の統計からも明らかなように、諸外国の年度末ホリデー・シーズンに重なる10-2月期に外人旅行者からの観光収入はピークに達するが、2008-09年度に関しては、外人旅行者の数で8.8%、観光収入の額で2.5%の落ち込みが見られた。こうした落ち込みの主因は、昨年11月にマハラシュトラ州Mumbaiの複数の地点で発生した同時テロ事件と見られる。
観光エージェントのMuthuraman Mudliar氏は、「主要観光市場の米国および英国との太い絆が、同時テロ事件の影響を最小限にとどめたため、落ち込みがこの程度にとどまったものと見られる」と指摘した。
報告書はまた、「例年この時期に増加する海外在住インド人の入国も、観光市況を下支えた」とコメントしている。
観光省旅行部は3月11-15日の間ベルリンのInternational Tourism Exchange (ITB)において『ビジット・インディア』キャンペーンを催し、国際旅行者の誘致に努めた。同キャンペーンは、ムンバイ同時テロ事件で遠のいた外国人旅行者を呼び戻すことを目指して企画され、ホテルや航空会社もそれぞれパッケージ・ツアの販促に努めた。
証券アナリスト、Navendra Singh氏は、「世界的ネ景気後退が全世界の観光業に及ぼした影響を配慮するなら、2009年の外国人旅行者のインド訪問の伸びも緩やかなものになるものと予想される」と指摘した。
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