SEAnews 2009-03-27 ArtNo.42075

【ニューデリー】大型小売りチェーンとの厳しい競争に直面するカルナタカ州Bangaloreの露天商の96％と個人店舗の90％が売上げの下降に直面しているだけでなく、強請(ゆすり)や追い立ての脅威に晒されている。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが3月21／25日報じたところによると、大型小売り店や小売りチェーンの露天商に対する現在と将来にわたる影響を調査している非政府組織(NGO)『インドFDI監視支援活動協会(India FDI Watch and Action Aid)』はカルナタカ州Bangalore／オリッサ州Bhubaneshwar／タミールナド州Chennai／Delhi連邦直轄地／マハラシュトラ州Mumbaiの露天商400店と個人店主100店(バンガロール：80店／20店)を調査した結果として、このほど以上の報告を行った。それによると、5都市全体では、調査された露天商と個人店舗の約85％が売上げが下降したと回答した。
こうした中で露天商の60％と個人店舗の64％が1日10～12時間の営業を、全体の24％が1日13時間以上の営業を強いられている。また全体の45％が、強請もしくは追い立て、あるいは両方の脅威が増加していると回答した。
またバンガロールでは回答者の100％が警官に、97％が自治体幹部に、それぞれ賄賂を支払っている。
報告書は、「少なからぬシンクタンクが『組織部門と未組織小売業の共存共栄は可能』と述べているが、実情に反しており、一部の組織部門は強請／追い立てと言った市場原理に反する手段も弄している」と指摘している。