SEAnews 2009-03-20 ArtNo.42048

【コルカタ】西ベンガル州Kolkata拠点のVibgyor Allied Industries Ltd(VAIL)は12日、都市郊外をターゲットにした100ＣＣのエコノミー・クラス・モーターサイクル『Gallop』をお披露目するとともに、西ベンガル州Howrah県Dhulagoriの二輪車製造施設等に今後2年内に660クロー(US$1.279億)を投じると発表した。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが3月13／15日報じたところによると、小売り／不動産／ホスピタリティー／教育／PVCパイプ等の事業を手がける創業(2002)以来7年のVibgyorグループの旗艦、年商120クロー(US$2325万)のVAILは、北部、南部、西部にも製造拠点を設けることを計画、目下用地を物色している。
VAILのRaja Bhadra会長兼MDおよびMrigen Bannerjee操業主任によると、2007年に試運転を開始したDhulagori工場は来月から商業生産をスタート、2009年中に14万台の販売を目指す。2009－10年までに全国に521のディーラー店、1200のサブディーラー店を展開、販売目標を達成する。各ディーラーはアフター・セール・サービスやスペアパーツの供給も手がける。
今年6月までに125ｃｃモーターサイクル、今年9月乃至10月にスクーターを発売する計画で、将来は四輪車事業にも進出する。純投資額約660クローの20％は既にGallopプロジェクトに投じた。投資の35％は内部余剰で、残りは借入で賄う。既に3銀行との借款交渉が妥結している。
ターゲット市場の隣接地に工場を設け、運送コストを節約するのが、低価格車販売の鍵になる。Gallopのコルカタにおける店頭価格(ex-showroom price)は2万8999ルピー(US$562)で、2級3級都市(tier II and tier III towns)の月収8000ルピー(US$155)以上、年齢18歳以上の若者をターゲットにしている。最初の1年間にGallop15万台を販売、2010年までに年間25万台、2011年までに35万台を販売する。Dhulagori工場は複数シフトにより月間1万7000台(1日1シフト300-400台)を製造でき、既に2万台の注文を得ていると言う。